Quux Journal since 2018

自称個人投資家という早期退職無業者のブログ

麺屋銀次さんのYoutubeを見て思った。

仮想通貨取引所Zaifで、不具合によって18分間にわたってビットコインモナコインが価格0円をつけて売買が受け付けられたため、取り消し対応を行っていることが話題になっているようです。7名が買ったとのこと。そのうちのひとり、Youtuberの麺屋銀次さんが経緯を公開していて、Zaifの対応姿勢に困惑していることが伺えます。

銀次さんは21億BTCの購入 (21億BTC ✕ 0円 = 0円) に成功してしまい、一時総資産が 2200兆円以上になっておりました。笑) ご存知のとおりビットコインは発行上限 2100万BTC、2018年2月現在の発行済みBTCは 1600万BTC余りです。なんの妥当性検査もされていないという恥ずかしいバグ。銀次さんは 20億BTCを速攻売りに出したみたいで板が異常なコトになり、twitter界も騒然となってました。

でも成行き売りでなくてよかったかも。ビットコイン価格が爆下げしたかもしれないし、低価格で買った人まで波及して取り消さなければならないのも影響が大きくなり大変。一方銀次さんに取ってみれば、売っぱらうのはもったいないですね。BTCのまま他のウォレットに出金してしまえば、ブロックチェーン処理なのでZaifが取り消しできなくなるのに。もちろん Zaif が持っているだけしか送金できないけど。

Zaif が取り消し対応していることに対しては個人的には何の感慨もありません。Zaif からの発表がある前はもやもやもあったけど、発表されたら終了扱いだね。たぶん銀次さんは対応終わった扱いでしょう。こんなことは15年くらい前にFX業者が乱立していた時によく起こっていたことだし、実際自分でも食らったこともあります。大した金額じゃなかったけど、業者の名前だけはよく覚えている。三菱商事フューチャーズ。笑)

認識しておいたほうがいいかなと思うのは、FXのときは出金を補足してしまえばさかのぼってFX業者が取り消しできるけど、暗号通貨はブロックチェーンなので取引業者のミスが取り消しできずに大損して一気に経営悪化する可能性があること。いわゆるGoxですね。

そして銀次さんが抱えている困惑もよく分かる。Zaif に対しての困惑もあるだろうけど、画面を偽造したとかディスられていることも大困惑の様子。読者も初めてネットでディスられたときのことを覚えてるって人がいるんじゃないかな。僕のときは、まだ日本に商用プロバイダがない 1992年頃、NNTPベースのネットニュースだった。2chのような匿名文化はなかったね。

そんなことを思ったおっさんでした。